「IoT」や「AI」によってドラえもんの世界が現実になりつつありますが、ワクワクする一方でものすごく不安になっていることがあります....
ドラえもんの世界が現実に
「IoT」や「AI」関連の展示会や事業がものすごく増えています。
ドラえもんの世界が現実になりつつあるようで面白いのですが、その一方でものすごく不安になっていることがあります....
「IoT」とは何?
「IoT」をひとことでまとめると、「(アナログな)モノ」をインターネット(デジタル)に繋いで、便利さを向上させるための様々なテクノロジーです。
- IoT
- アイ・オー・ティー
- Internet of Things
- モノのインターネット
インターネットに接続してデジタル化された映像、音楽、音声、写真、文字など情報のやりとりや保存を行うために、パソコン、スマホなどのタブレット端末、サーバーなどのITインフラや関連サービスが生まれ、その機能性は日々進化し続けています。
インターネットは世界中に張り巡らされているので、インターネット関連のテクノロジーをいままでアナログでしか操作できなかったモノに組み込むことで、離れた場所からでもモノ(アナログ)を操作したり、状況を確認できたりするので、いろんな便利が実現します。
「AI」とは何?
AIは、人工的にコンピュータ上で人間と同様の知能を実現させようという試みやそのための一連の基礎技術のことで、ざっくり説明すると、今まで決まった(機械的な)操作の繰り返ししかできなかったロボットが、人間のように学習して、学習したデータに基づいて能動的に操作、決断、実践などができるようになるということです。
- AI
- エー・アイ
- Artificial Intelligence
- 人工知能
「IoT」や「AI」が変えるもの
「IoT」や「AI」など様々なテクノロジーが組み合わさると、私たちの生活が便利かつ快適になる同時に、産業や社会のあり方を大きく変えます。
例えば、「IoT」や「AI」の技術を使ってエアコン温度の自動制御装置を作った場合、その自動制御装置があれば自分専用にカスタマイズされた快適温度を常に保つことができるようにエアコンを自動調整してくれるようになるので、消費者は、既存のエアコンを買い換えることなく、最新エアコン以上の快適環境を手に入れることができます。
一方、既存のエアコンを製造しているメーカーは、機能での差別化が難しくなり、戦略の転換を迫られたり、そもそもアナログマシンとしてのエアコンの概念すら大きく変わっていく可能性もあります。
最後は自分(アナログ)!
「AIが仕事を奪う!」なんて話題が絶えませんが、AIを作っているのも人間ですし、もともと「IoT」や「AI」は生活をより便利に、快適にするために開発された技術です。
面倒で単調な誰でもできる仕事を代わりにしてくれる便利なテクノロジーができるのだから、空いた時間は有効に活用してステップアップしたいですよね。
ただ、大きく社会構造が変わっていくのは事実なので、現実を正しく理解し、これからの世の中に求められていることを自分で考えて、必要に応じて方向転換していかないと時代に乗り遅れるのは間違いないです。
また、個人的には技術進歩で人間本来の動物的機能(体温調節だったり、健康を維持する機能だったり)が低下していくのが怖いです。
先ほどのエアコンの例では、テクノロジーに頼りすぎると「暑い・寒い」を感じて調整しようとする人間本来の動物的機能は確実に低下していきますので、あえてアナログ感覚も意識して大切にしています。
テクノロジーも英語や中国語などと同じく、生活や人生を便利に豊かにするツールに過ぎないので、使われたり翻弄されるのではなく、「使いこなせる人間」にならないといけないですね。
そう、どんなにデジタルが進化した時代になっても、1番コアになるのは自分自身(最強のアナログ)です。