続くという言葉はいろいろな場面や文脈で使われますし、日本語の続くを英語に訳す場合は、文脈や状況から適切な単語・熟語・フレーズが異なります。
続くを表現する英単語やフレーズを集めて違いを整理してみました。
続く・続けるを表現する英単語・フレーズリスト
続くを表現する英単語やフレーズ集。
動詞
- Continue
- Last
- Keep
- Maintain
- Follow
- Stick with
- Go on
- 現在完了系にする
形容詞
- Long-lasting
- Lifelong
- Continuous
副詞
- Still
- After
イディオム
- For ○ straight hours
- in a row
Continue「今(始点)に注目した続く・続ける」
本来の意味
続くという意味で1番最初に思い浮かびやすいContinueは、続けるものの開始点に注目している動詞で、他動詞としても自動詞としても使えます。
- (ここから・今から)続く(自動詞)
- (ここから・今から)続ける(他動詞)
continue to do(不定詞が続く)の意味
- continue to do.(習慣的に)何かをし続ける
- I continue to study English.(習慣として)英語の勉強を続けています。
動詞の後に不定詞が続く場合はこれからの未来的な要素を表しますが、continue to doは、これまで習慣的に続けてきたことを今も習慣として続けていて、これからも続けていくつもりであることを表現できます。
continue ~ing(動名詞が続く)の意味
- continue ~ing.(止めたり・休むことなく)何かをし続ける
- I continued studying for 5 hours.5時間連続で英語を勉強しました。
動詞の後に動名詞が続く場合は過去からの要素を表しますが、continue ~ingは、ある一定期間休むことなく(途切れることなく)今まで何かが続いていることを表現できます。
Last「終わり(終点)に注目した続く」
最後という意味もあるLastは、続くという意味で使える自動詞ですが、Continueが始点に注目しているのに対し、Lastは続く(持続する)ものの終点に焦点を当てているので、終わりが見え、より期間を強調した続くになります。
ちなみに、他動詞として使う場合は、「(終わりがある一定期間)持ちこたえる・もつ」という意味になります。
Keep, Maintain, Go on 「維持・保持に焦点を当てた続ける」
keepは続ける(他動詞)という意味がありますが、今の状態を維持する・保持するというニュアンスが強くなります。
例えば、以下はどちらも「努力を続ける」と訳せますが、厳密には少しニュアンスが変わります。
- keep efforts:すでに始めている努力を維持する
- continue efforts:努力を始めたのでそれを継続する
maintainやGo onも、今の状態を維持するというニュアンスが強い続ける(他動詞)を表現できる単語です。
Have done 「現在完了系で表現する」
どの動詞でも現在完了系にすれば、過去のある時点から現在まで続いている様子を表現できます。
Follow, After「後ろに続く」
前の人に続くや後ろに続くは、followやafterで表現できます。
- Follow me.
- After you.(I will come after you.)
take over, succeed to, for generations「受け継いで続く・続ける」
受け継いだり継承して代々続く場合は、take over,succeed to, for generationsなどで表現できます。
straight, in a row「強調する続く」
- For ○ straight hours
- in a row:
For 5 straight hoursのように時間表現の間にstraightをいれるだけで続いている時間を強調するぶっ続け/ぶっ通し感が表現できます。
また、For 3 days in a rowのように時間表現の後ろにin a rowをいれると、ぶっ通しではないものの続けている感が表現できます。
Stick with「粘り強く続ける」
粘り強く頑張って何かを続ける場合は、Stick withで表現できます。
Stick toで表現される場合もありますが、付きまとうというニュアンスがより強くなってしまうので、頑張って続ける場合はStick withが最適です。
Long-lasting, Lifelong, Continuous, Still 名詞や動詞と一緒に続くを表現
- Long-lasting:長続きする、長く持つ
- Lifelong:一生続く、生まれた時から続いている
- Continuous:(時間的に)連続した、(空間的に)つながって続いている
- Still:まだ(続いている)
To be continued 続く....の文法
ちなみに、映画やドラマなどで見る続きの意味のTo be continuedは、【This story is to be continued.】などの略で、文法的に分解すると以下のようになります。
- 予定:be to do +
- Continueの受動系:be continued
バック・トゥー・ザ・フューチャー2では、最後が【To Be Continued】でなく【To Be Concluded「結末へ」】だそうですが、この【To be ....】はビジネスなどでもよく略語で使うので、以下の記事を参照に整理しておきましょう。