【方法】と訳される英単語には、【Way】【Means】【Measure】【Method】【Methodology】がありますが、それぞれの違いを整理してまとめました。
【Way】【Means】【Method】【Measure】の使い分け
【Way】【Means】【Method】【Measure】の違いや使い分けはもともとの意味から連想すると整理しやすくなります。
- 【Way(道)】:一般的(汎用)な「方法」
- 【Means(中間)】:目的達成(を中間で媒介する)「方法」
- 【Measure(計測)】:問題を(結果を計測しながら)解決する「方法」
- 【Method(規則・道筋)】:体系化された(理論的に後を追える)方法
【Way】:の意味と使い方
【Way】=「道」という本来の意味を抽象化した、一般的に「手段・方法・やり方」を表現する英単語です。
【Means】の意味と使い方
【Means】は、もともと「中間」という意味なので、「(間に入って仲介する)手段・方法・やり方」という意味が派生していますので、「何かを達成する(特定の結果をもたらす)ための手段・方法・やり方」という意味で使い、以下のような形容詞をともなうことが多いようです。
- unlawful
- effective
- practicable
【Measure】の意味と使い方
【Measure】は、もともと「計測する」という意味があり、「計測しながらある問題を解決するための手段・方法・やり方」という意味で使い、以下のような形容詞がともなうことが多いようです。
- preventive
- drastic
- temporary
【Method】の意味と使い方
【Method】には「規則・道筋」という意味があり、「後を追うことができる方法(論)→確立された(論理的に説明できる)手段・方法・やり方」という意味で使います。
【Method】は、文献など学術的な記述でよく使われる表現です。
【Methodology】の意味と使い方
【Methodology】は、仮定を含むMethodを研究することで、「(学問や研究領域の)方法論」という日本語訳がよく使われます。
【Method】と【Methodology】の違い
【Method】と【Methodology】は同義語のように扱われることがありますが、実際は【Methodology】という大きな仮定の中に、具体的な方法である【Method】があるので厳密には使い方が異なります。
- 【Methodology】:方法の詳細(理論)にフォーカス
→学問や研究の理論体系を包括的に表現 - 【Method】:Methodologyに基づく特定の具体的方法(実践)にフォーカス
→一般的な物事に対して活用する方法(論)